厳谷山・不動明王【清耒寺】(せいらいじ)

巌谷山【清耒寺】について

巌谷山【清耒寺】
巌谷山【清耒寺】は滋賀県大津市にある天台寺門宗 総本山「三井寺」の末寺です。天台寺門宗は第5代天台座主・智証大師円珍を開祖とする宗派です。

当寺院の由来は仁平(にんぴょう)三年(西暦1153年)源頼政が皇居にでる怪獣退治の際、不動明王にご加護を祈念。見事に退治が出来たことに感銘を受け、治承四年(西暦1180年)領地である美濃の寺河戸村(現在の瑞浪市寺河戸町)に天徳寺を建立し不動明王を奉安。その後、永徳元年(西暦1381年)この戸狩の地に移転安置されたのが始まりと言われております。

寛永元年(西暦1624年)には円海阿遮梨(えんかいあじゃり)によって岩屋に本堂を立て、ここ戸狩地域の信仰の寺として現在に至っております。
境内には、新四国八十八ヶ所石仏や、聖観音菩薩など数多くの石仏が祀られ、「巌谷(岩屋)不動」と呼ばれるそそり立つ岩壁は圧巻です。